« 市電 | メイン | 松山 »

"不変項"

大学説明会の高松会場で、ある高校生と話していた、彼はずっと絵やマンガを描く事を続けているという。そういえば、自分も絵を描くのが好きで、小学校まではよく自由帳に絵やマンガを描いていたなと思い出した。中学に入ってピタっとなくなってしまったのだが、小学生ながらに同じキャラクターの顔がなかなか描けなく、マンガ家には向いていないと思っていた。会場で一緒だったマンガ学部の先生に「マンガ家の人ってどんなにアングルが変わっても同じキャラクターの顔を描けるのがすごいですね」と話すと「よく言われます・・ハハ」とご自身では全く普通で、すごいことではないといった感じだった。
ギブソンのアフォーダンス理論で”不変項”というのがある。人や動物が物を認識するにあたって、例えば、机は見る角度によって、菱形や台形やきれいな四角に見える事はないが、人は同じ机だと認識できるのは、そこに見え方がかわっても変わらないものを読み取っているからだという考え方だ。マンガのキャラクターがどんなにアングルが変わっても見る側に同じキャラクターと認識させるには、描く側がきちんとその変わらないものを認識しているからなのだろう。それを普通にこなしていしまうのは1つの能力なのかもしれないと思った。

About

2008年06月14日 23:52に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「市電」です。

次の投稿は「松山」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。